基礎情報
O・C 様 2024年6月報告

入居経緯
2023年10月尿路感染のためS病院へ入院後、CT検査で胃がん・右乳がんが見つかりました。治療方針を検討した結果、積極的な治療は困難であり経過を診ていくことになり退院許可がありましたが、自宅での生活が困難であることから、当施設へ2024年2月に入居となりました。

年齢
88歳

性別
女性

これからやりたい事
『温泉に入りたい』

既往歴
糖尿病、類天疱瘡、尿路感染症

疾患名
胃がん 終末期

医療処置
内服薬・吸入薬管理、
血糖測定及びインスリン注射

こんな関りをしています
O・C様は、入居時よりナースコールが認識できない事や転倒歴があったため、離床センサー使用して動作をキャッチし、車椅子又は歩行器で移動を介助していました。
ご希望に応じ週2回デイサービスを利用することで、徐々にADL拡大を認め、理学療法士により都度適切な福祉用具を評価提案し、約2か月後にはトイレが自立できるようになりました。長距離の際はシルバーカー移動できたため、デイサービスでの屋外活動やレクリエーションなども積極的に行われ、生き生きと過ごされるようになりました。

入院中に類天疱瘡が発症し、全身の皮膚は乾燥傾向で紫斑なども認め、スキンテアがありましたが、週2回の入浴と日々のスキンケアを訪問看護の際に継続することで、スキントラブルがなくなりました。『温泉に入りたい』には応えられませんでしたが、入浴剤を利用することで『気持ちいい』の言葉を聞くことができました。

類天疱瘡に対しプレドニンを投与中であったことも影響し、毎食前インスリン注射を実施していましたが、活動量の増加やプレドニンの減量等に伴いたびたび低血糖を起こしていたため、適宜低血糖に対する処置を行っていました。医療機関受診時に1日4回の血糖測定開始指示があり、血糖管理をしていく経過において、徐々にインスリン投与が不要となり、2024月5月中止になりました。

平均ご請求額(円/月)
83,448円
(デイサービス・訪問介護の介護保険自己負担・訪問看護の医療保険自己負担分、訪問理容費立て替え込み)

before

↓10か月後

after

 

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