基礎情報
C・H 様 2024年6月報告
入居経緯
2022年4年8月、心筋梗塞による心破裂の治療目的でA病院、B病院、C病院入院となり、その間脊髄梗塞発症、仙骨部褥瘡発症し、2023年1月よりD施設での生活が始まりました。以降、2箇所の施設を短期で退去した経緯がありましたが、褥瘡処置目的で当施設へ相談があり、同年6月入居しました。
年齢
79歳
性別
男性
お仕事
建設会社の元経営者
趣味
盆栽
これからやりたい事
『自宅に帰りたい』
既往歴
脊髄梗塞、対麻痺、陳旧性心筋梗塞、慢性心不全、慢性下痢症
疾患名
仙骨部褥瘡
医療処置
膀胱留置カテーテル管理、褥瘡処置、排便コントロール(下剤調整、摘便)
こんな関りをしています
入居当初は褥瘡からの浸出液の量が多いことや、仙骨部褥瘡のポケット内に排便が入り込むことなどから、週2回の入浴サービスに加え、1日3回の創部洗浄や軟膏処置、創縁のスキンケアを丁寧に実施しました。また、ケアマネジャーからのご提案によりマットレス“ここちあ利楽”を選択し福祉用具貸与で常時除圧対策をしました。1日3回の食事時は車椅子移乗時に摩擦が起きないよう離床介助し、乗車中の座面角度がほぼ90度になる様姿勢保持と除圧対策を行いました。栄養に関しては1400Kcal/日の食事提供に加え、訪問診療医師より処方されたエネーボを1缶/日(300Kcal)を毎日摂取の他、持ち込み食を自由にし嗜好品を取り入れることで、摂取量不足にならないよう管理しました。
DESIGN-R2020で比較すると
令和5年7月で
D4E6s8I3cg3n0P24 =45点、
10か月後の令和6年5月には
D4e3s3i0g3n0P6 =15点
まで縮小しました。
C・H様の要望は多岐に及びましたが、施設内で対応できることできない事をご説明しながら、可能な範囲で柔軟に対応し、医師・ケアマネジャー・訪問看護師・理学療法士・訪問介護士・福祉用具貸与業者・ご家族様と適宜必要な連携を積極的に行い、C・H様の希望の場所である自宅へ戻るための支援が出来ました。
平均ご請求額(円/月)
120,944円
(訪問介護の介護保険自己負担・訪問看護の医療保険自己負担分、訪問理容費立て替え込み)