この数日で、死生観を考える貴重な機会をいただいたので、書き留めておきたい。
死生観で思い出すのは、10年前にグロービスの堀学長が、創造と変革の志士として必要な五観ということをおっしゃってくださり、その当時に必死に学んでいたことを思い出した。
その五観を自分なりにアップデートして考えてみたけど、
死生観
世界観
歴史観
宗教観
使命観(感)
※堀さんのものとは異なる
判断に迷うことの多い私たちが、自分で考えて道を選んでいく上で、それぞれを確立させていくことは大切だね。
あなたはあなたが思った通りの人間になる。
Rナイチンゲール
考え方が、言葉になり、
言葉が行動となり、行動は習慣化されて人生になるから、あなたはあなたが思った通りの人間になるから。
でもこんな壮大な五観は、いきなりつくれないから学んで行動して、失敗して経験に変えていくしかない。
自分の経験からしか、響く言葉は語られない。
死ぬとは何か?
生きるとは何か?
命とは何か?
今回はまず、命とは何か?
そんなことを体験や仲間との対話を通して感じたことを残しておきたい。
命とは◯◯である。
あなたなら、何と定義するだろう?
命とは循環である。
命とは未来への祈りである。
命とは次世代へ繋ぐための有限のバトンである。
答えはないけど、思いを馳せることができる人間の能力は素敵だね。
人の命を動かしているのが心臓ならば
この心臓は自分の意思が及ばないから
「生かされている」という感覚になる。
そして、この命の元を辿っていくと
両親、祖父母、先祖代々の命のバトンが繋がれて、私がいる。
このバトンは何のために繋がれているのか?
この問いは死後の世界と同じように
証明できるものでない。
しかし、
この世の中は証明できる事だけで成り立っているのでもない。
何を信じて生きるかで人生は大きく変わる。
ゆえに、
どう捉えることが自分や自分に縁ある人たちが豊かな人生を歩めるかを定義すればよいのだなーと考えを進めてみる。
「命」
人間、動物や草木、
生きとし生けるもに命があり
それを生かしてくれている
太陽や月にも思いがはせる。
宇宙は今も光の速さで拡大し続け
ブラックホールは星を飲み込み続け
発展と消滅
生と死が共存している。
このスケールで考えると
命は一瞬の泡のようなもので
単なる現象に過ぎないのかもしれない。
地球から見ると人間はなんだろう?
大気汚染、自然破壊、温暖化等…
悪性のウィルス、と捉えることもできるのか?
人と人とに蔓延する感染症も自浄作用なのか?
そもそも、どこからが命なんだ?
起源は素粒子か?
その辺りは天才たちに任せて。
(参考:神の数式 NHK)
人の命
この現象に意味を持たせるのであれば、
命とはバトンである。
次世代へ祈りを繋ぐための有限のバトンだ。
そう考えていると
以前、沖縄に行った際に平和祈念公園で体験したことを思い出す。
本土決戦を防ぐための最後の砦となった沖縄。
文字通り最後の一兵になるまで戦い抜いた。
20万を超える方が犠牲となり、民間人の4人に1人が犠牲になられた。
その精神性等から米国兵士に多くの精神障害者が生まれたほどだ。
https://www.nhk.or.jp/archives/shogenarchives/special/vol3.html
そしていまも、沖縄の大地には多くの不発弾が地中に埋まっている。
米国兵士にも家族があり、
人殺しなんてしたくなかったはずだ。
何が正義か?
これが正しい!という考え方を握りしめていると強く、推進力も生み、統率もしやすい反面、
排他的になり、悪をつくりだしやすい。
しかも厄介なのは、悪気のないことだ。
正義の対義語は悪
でなく、
正義の対義語は正義。
光が強ければ影もまた大きくなる。
では、どうしたらよいのか?
暗黙の了解を疑い、
そのコミュニティに流れる当たり前を疑い
思考停止にならず、自分なりに考える。
歴史観を養い、現地に流れる命のバトンを受け取り、次へつなげる。
そう、
想いも命だ。
平和祈念公園の2階には過去の壮絶な歴史が展示されている。
その1階には、その命を受け取った現地の小学生の作文がある。
それは小学生とは思えない、思いが繋がれた言葉だった。
「命」
沢山の命を受け取った私たちの命を最大限に輝かせ
苦しいと捉えている人たちを照らし
豊かな人生を歩める仕組みを残して私は死にたい。
死んだ後に、この想い(命)をつないでもらえる限り、私や法人の命は循環していく。
多くの体験と学びに感謝します。
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